公開:2022.11.16 11:27 | 更新: 2023.03.10 09:16
マーケターのみならず、ネット社会の現代において、「ドメイン」という言葉を聞いたことがない人はいないのではないでしょうか。しかし「ドメインってなんですか?」と聞かれて正確に答えられる人は実はそれほど多くはありません。また、ドメインの意味は理解しているけど、それがどうして重要なのか、IPアドレスとの違いはなんなのかなど、深く理解している人はほんの僅かです。
ドメインという存在は、ビジネスをする上で切っても切り離せない存在であり、またインターネットというものが主戦場になるようなサービスであれば尚更理解を深めておかなければなりません。
今回は、ドメインって聞いたことはあるけど、説明はできないという人に向けて、解説していきます。
ドメイン(Domain)とは、インターネット上での住所のようなもの
ドメインとは、インターネット上の住所のようなものになります。すなわち、インターネット上でいろんな情報に触れられるのは、このドメインという住所の存在があるからです。
インターネット上にはたくさんのHPなどがありますが、それら全てのURLの中にドメインが含まれています。
例えば
https://be-marketer.com/
というBe MarketerのHPのURLは上記なようなものになりますが、どの部分がドメインというかわかりますか?
be-marketer.com
答えはこの部分。
このbe-marketer.comがBe MarketerのHPのインターネット上の住所になります。
「おすすめのアパレルショップのURLを送るから見てみて!」というような場面はよく見る光景ですが、この「URL」にはドメインが含まれており「おすすめのアパレルショップの住所送るから行ってみて!」と解釈することができます。住所と同じように、ドメインは世界に一つだけであり、欲しいドメインがあったとしても、既に使われていればそれを取得することは不可能であると覚えておきましょう。
ドメインはメールアドレスにも利用され、○○○@be-maketer.comのように利用されます。
IPアドレス(Internet Protocol address)とは、ネットワーク上のコンピューターや通信機器を識別するために1台1台に割り振られた識別番号のことです。
123.123.12.12.1
上記のようにIPアドレスは数字で示され、IPアドレスもインターネット上の住所ということができます。では、ドメインとの違いはなんでしょうか。
IPアドレスは、インターネットに繋ぐ機器にも振られ、そしてwebサイトなどにも振り分けられます。
数字が並んだだけでは人が識別がしにくいということで、それをアルファベットの文字列に変換したものが文字列になります。つまり、IPアドレスとドメインは同じと思っていただいても問題ありません。
しかし、IPアドレスはサーバーを変えると変わってしまったりするため、ドメインとIPアドレスとドメインは常に対の関係にあるわけではないことを覚えておきましょう。
ホームページは店舗、サーバーは土地
ドメインと同じくらいよく聞くワードがサーバーです。
ドメインが住所ということは、そこには土地があり、家やビルなどが建っている可能性があります。
それがホームページ(店舗)とサーバー(土地)です。
土地だけ買って住所を人に知らせなければ誰もきませんし、土地を買って住所を取得しても店舗がなければただの更地です。
ホームページを作ると、その情報を保管しておく場所が必要です。それがサーバーです。サーバーに保管した情報はどこにあるかを探せる状態にする必要があります。そこで登場するのがドメインになります。
webサイトを開いてみると、topページでは、URLがプロトコルとドメインのみのシンプルな構造であるものが多いですが、そのwebサイトからさらに別のページに飛んで、URLをみてみると、ドメインの後ろにスラッシュで区切られて何か別の文字列があるのがわかるかと思います。
これはサブディレクトリと呼ばれ、サイト内のトップページ以外でページを作成する際使われます。
このように、URL一つとっても、それぞれ意味があります。
さらにwebマーケティングのスキルを伸ばそうと思うと、SEOの対策などによってより深い知識が求められます。これらをきっかけに、今関わっているサービスがどんなドメインを使っているのかチェックしてみてください。「サブドメイン」など、ここではお話していないような気づきがたくさんあるのではないでしょうか。インターネット時代を生きるビジネスマンなら知っておくべき知識なので、ぜひ覚えておいてくださいね。
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