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    公開:2023.03.31 05:27 | 更新: 2023.04.14 05:16

    これだけは押さえておきたい!Webマーケティング用語13選

    さまざまな職種のかたが、webマーケターを目指してBe Marketerに入学されますが、学習する上で最初にぶつかる壁が「専門用語」です。実際、web業界は専門用語がたくさんあり、理解していないと、間違った認識でコミュニケーションをしてしまうこともありますので、できるだけ正確に理解しておく必要があります。

    そこで今回は、web担当者なら必ず知っておかなければいけないwebマーケティングの用語をご紹介します。

    webマーケティング頻出の単語

    自然検索

    自然検索とは、検索結果画面に表示される中で、広告枠でない部分を指します。オーガニック検索、ナチュラル検索とも呼ばれます。有料ではなくSEOのランキングによって表示位置が変わります。広告は有料で、特定の条件に基づいて検索結果ページの特定の位置に表示される仕様となっております。自然検索は広告のように費用はかかることがないですが、SEOに時間がかかり競合が激しい場合は上位表示が難しく、結果的にそこにさくリソースの費用がかさんでしまい、広告より費用も時間もかかってします可能性もあります。

    リスティング広告

    費用を出して、検索順位を上げて表示することをリスティング広告と言います。リスティング広告は、効果的なウェブマーケティング手段の一つであり、広く利用されています。検索エンジンを利用する人々に直接アプローチすることができるため、需要が高いキーワードの入札額が高騰することもありますが、的確なキーワード選定や広告の最適化によって、効果的な集客ができる可能性があります。また、リスティング広告は、検索エンジン以外のサイトやアプリでも表示されることがあります。

    LP(ランディングページ)

    LPとは、Landing Page(ランディングページ)の略称であり、検索エンジンやWeb広告など経由して、ユーザーが最初に到達したWebページを指します。一方、ウェブサイトとは、複数のページから構成される情報提供やコミュニケーションを目的としたウェブ上のサイト全体のことを指します。

    LPとウェブサイトの最大の違いは、目的とターゲット層です。LPは、訪問者が特定の目的を持って訪れることを前提に作られており、購入や問い合わせなど、アクションを促すための最適化が行われています。一方、ウェブサイトは、情報提供やコミュニケーションを主な目的としており、訪問者が目的に応じて自由にページを閲覧することを前提に作られています。

    また、デザインの面でもLPとウェブサイトは異なり、LPは、目的に応じてシンプルでコンパクトなデザインが求められます。一方、ウェブサイトは、複数の情報やコンテンツを提供するため、情報量が多く、複雑なデザインが求められることがあります。

    SEO

    SEOとは、「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略で、自然検索結果において上位に表示されることを目的とした施策のことを指します。つまり、検索エンジンを利用して検索した時に、自社のウェブサイトが上位に表示されるようにすることを目的としています。

    SEOの施策は、ウェブサイトの内部対策と外部対策の二つに分かれます。内部対策とは、ウェブサイト内部の設計やコンテンツ、リンク構造などを最適化することで、検索エンジンのクローラーに対してウェブサイトの内容を理解しやすくすることを指します。たとえば、ウェブサイトのタイトルやページのURL、ヘッダータグなどを適切に設定することで、検索エンジンがウェブサイトの内容を理解しやすくなり、上位表示されやすくなります。

    一方、外部対策とは、ウェブサイト外部からのリンクやソーシャルメディアの活用などを通じて、検索エンジンからの信頼性を高めることを指します。たとえば、他のサイトからのリンクが多いほど、そのウェブサイトへの信頼性が高くなり、検索エンジンからの評価も高くなります。

    リマーケティング

    リマーケティングとは、過去に自社ウェブサイトを訪問したユーザーに、広告を再表示することで、再度商品やサービスをアピールし、コンバージョン率を高めるための施策です。

    例えば、自社ウェブサイトを訪問したユーザーが、商品のページを閲覧しただけで購入に至らなかった場合、そのユーザーに対して、同じ商品の広告を再度表示することで、購買意欲を高めることができます。

    リマーケティングのメリットは、効果的なアプローチができること、また広告費用の削減ができることです。訪問者は自社ウェブサイトに興味を持っているということで、再度商品をアピールすることで、コンバージョン率が高くなります。また、広告を再度表示することで、リピーターの獲得につながり、広告費用を削減することができます。

    CRM

    CRMとは、Customer Relationship Managementの略で、顧客との関係を構築し、維持するための戦略・システム・プロセスを統合的に管理する手法やシステムのことです。

    CRMの目的は、顧客を把握し、理解することで、顧客に合わせた最適なサービスを提供することです。顧客データベースを活用することで、顧客の嗜好や傾向を分析し、マーケティング戦略やサービス改善のためのヒントを得ることができます。

    CRMのツールの代表的なものには、以下のようなものがあります。

    1. Salesforce Salesforceは、SaaS型のクラウド型CRMで、世界中で利用されています。営業管理、マーケティング、カスタマーサポートなど、多岐にわたる機能を備えています。大量の顧客情報を一元管理できるため、企業の売上向上に貢献します。
    2. HubSpot HubSpotは、営業管理、マーケティング、カスタマーサポート、CMSなど、オールインワンのCRMツールです。CRM機能に加え、メールマーケティング、SNSマーケティング、SEOツールなども備えており、トータルなマーケティング支援を行うことができます。
    3. Zoho CRM Zoho CRMは、SaaS型のクラウド型CRMで、中小企業から大企業まで、様々な企業で利用されています。営業管理、マーケティング、カスタマーサポート、インボイス発行など、ビジネスに必要な機能を網羅しています。また、Zoho OneというパッケージにCRM機能以外のビジネスアプリも含まれており、一気通貫でビジネスを支援することができます。

    これらのCRMツールを活用することで、顧客情報を一元管理し、マーケティング戦略の改善やカスタマーサポートの充実など、顧客との関係構築を深めることができます。

    MAツール

    MAツール(Marketing Automation Tool)は、Webマーケティングの自動化を実現するためのツールで、リードや顧客の属性情報や行動履歴を元に、メールやSNSなどのチャネルを通じて自動的にマーケティングを行うことができます。一方、CRM(Customer Relationship Management)は、顧客管理システムであり、顧客との関係性を強化するためのツールです。ある程度のリストを持っていて、webマーケティングに予算をかけられる会社は導入しているケースが多いです。

    MAツールとCRMの違いは、目的と利用する情報の種類にあります。MAツールは、顧客とのコミュニケーションに焦点を当て、マーケティングの自動化を行います。一方、CRMは、顧客データの蓄積や分析に焦点を当て、顧客との関係性を最適化するための情報を提供します。

    MAツールの例: ・HubSpot ・Marketo ・Pardot ・Salesforce Marketing Cloud ・Eloqua

    webマーケティングでよく使う指標

    PV数

    PV数(Page Views)とは、Webサイトやブログなどのページを閲覧した回数のことを指します。具体的には、Webページが表示された回数をカウントすることで、PV数が算出されます。PV数は、Webサイトのトラフィックを測る指標の一つであり、Webマーケティングにおいて重要な役割を担っています。

    CPC(cost per click)

    CPC(Cost Per Click)とは、クリック単価のことを指します。Webマーケティングにおいて、広告をクリックしたユーザー1人あたりに支払う料金のことを意味します。広告を出稿した企業は、広告がクリックされた回数に応じて支払いを行うことになります。

    CPCは、広告配信システムによって自動的に決定され、広告主は、広告の出稿方法として「CPC」という方式を選択することができます。この場合、広告がクリックされた場合にのみ料金が発生し、クリックされなかった場合は料金が発生しません。

    CPCは、Webマーケティングにおいて広告出稿の際に重要な指標の一つであり、ROI(Return On Investment)を最大化するためにも、適切な広告配信戦略を構築することが必要です。

    CVR(Conversion Rate)

    コンバージョンとは本来、「変換・転換」といった意味をもつ英語です。しかし、WEBマーケティングにおけるコンバージョンは、WEBサイトを運営する際に設定した「成果」をサイトに訪れたユーザーが達成するといった意味で使われます。成果の具体的な内容はWEBサイトによって異なります。例えば、商品やサービスが購入されるといった直接的に利益につながる成果もあれば、会員登録や資料請求などを成果として設定するケースなどさまざまです。コンバージョン率とは、WEBサイトに訪れたユーザーや広告をクリックしたユーザーのうち、どの程度がコンバージョンに至ったのかを表す数値です。コンバージョン率は、ページごとや流入経路ごとなどさまざまな条件で算出し、分析することが重要です。

    コンバージョン率は、以下の式で計算することができます。

    コンバージョン率 = コンバージョン数 ÷ 訪問者数 × 100%

    例えば、1,000人の訪問者がいた場合、そのうち50人が商品を購入した場合、コンバージョン率は5%となります。

    CPA(Cost Per Acquisition)

    CPAとは、Webサイトやランディングページに訪問したユーザーが、広告主が設定した目的を達成するために必要なアクション(例えば商品購入やフォーム送信など)を実行した場合にかかる費用を指します。

    CPAを計算するためには、広告費用を実績のあるコンバージョン数で割ることで算出することができます。例えば、10,000円の広告費用をかけて、100回の商品購入があった場合、CPAは100円となります。

    CPAは、広告主にとって非常に重要な指標です。広告費用がコンバージョンに見合っているかどうかを判断するために用いられます。CPAが高い場合、広告費用が無駄になっている可能性があります。一方で、CPAが低い場合は、広告費用が非常に効果的に使われていることを示し、予算を増やすことができます。

    CPAを下げるためには、Webサイトやランディングページの改善が必要です。ユーザーが求める情報をすばやく提供し、使いやすいサイトやランディングページを作ることで、ユーザーがアクションを起こしやすくなり、CPAの改善につながります。

    また、CPAを下げるためには、広告のターゲティングも重要です。正しいターゲットに広告を配信することで、無駄なクリックやアクションを減らし、コンバージョン率を上げることができます。

    ROI(Return on Investment)

    ROIは、広告やマーケティングに投資した費用に対して、得られた利益がどれだけあったかを示す指標です。

    ROIを計算するためには、投資した費用に対して得られた利益を比較します。ROIは、以下の式で計算されます。

    ROI = (総収益 - 総費用) / 総費用

    例えば、Webサイトの運営に10,000円の広告費用をかけ、総収益が30,000円だった場合、ROIは (30,000 - 10,000) / 10,000 = 2となります。つまり、1円の広告費用あたり2円の利益を得られたことになります。

    ROIは、広告やマーケティング活動の効果を正確に評価するための重要な指標です。ROIが高い場合は、投資した費用に対して十分な利益が得られていることを示し、反対にROIが低い場合は、投資した費用に対して十分な利益が得られていないことを示します。ROIの改善には、コンバージョン率の向上、CPAの削減、ターゲティングの改善などが必要です。

    ただし、ROIを単純に上げるために、広告費用を削減することは効果的ではありません。ROIを上げるためには、広告費用を使ってより多くの利益を生み出すことが重要です。例えば、広告費用を使ってWebサイトの改善やコンテンツの充実を行い、ユーザーに価値を提供することで、ROIを上げることができます。

    CTR(Click Through Rate)

    CTRは、広告やコンテンツなどの表示回数に対するクリック数の割合を表します。具体的には、広告が100回表示され、そのうち5回クリックされた場合、CTRは5%となります。

    CTRは、Web広告の効果測定に利用されることが多く、広告をクリックしてアクセスしたユーザーの購買意欲や関心度を測定することができます。また、CTRが高いほど、表示回数に対するクリック数が多いことを意味し、広告やコンテンツの効果的な訴求ができていることを示すことができます。

    CTRを上げるためには、広告やコンテンツの見出しやコピー、デザインなどを改善することが重要です。また、ターゲットとなるユーザー層に合わせた訴求や配信タイミングの最適化もCTRを向上させるために重要なポイントとなります。

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