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    公開:2023.06.19 03:37 | 更新: 2023.06.26 03:11

    【徹底解説】マーケター注目ワードUGCについて解説します!

    目次

    ・UGCとは何か
    ・ユーザー生成コンテンツの種類
    ・メリット・デメリットについて
    ・活用方法とは
    ・重要性と効果について

    マーケティングで『UGC』が注目されています。
    このUGCとは何か、またUGCを重要視されるのはなぜか、について様々な観点から解説していきます。

    UGCとは

    定義と特徴

    UGC(ユーザー生成コンテンツ)とは、一般のユーザーや消費者が自ら作成し共有するコンテンツのことです。まず、UGCの特徴を3つご紹介します。

    エンゲージメントの促進

    UGCはユーザーとの相互作用を生み出し、ブランドとの関係を強化します。
    ブランドがUGCを活用することで、消費者同士が意見交換やディスカッションを行い、コミュニティを形成することができます。コミュニティはブランドに忠誠心を抱きやすくするためエンゲージメント促進に効果的です。

    ユーザー中心の情報

    UGCは一般のユーザーや消費者が作成するコンテンツである。そのためユーザーの本音や体験が反映され、他のユーザーからの認知度と信頼度が高まります。

    広告効果の発足

    ユーザー自身がブランドや製品を積極的に宣伝することで、広告効果が生まれます。消費者自身の声や体験を反映しているため、消費者に高い信頼性と説得力を持って訴求されます。

    ユーザー生成コンテンツの例を紹介します。主に写真、動画、レビュー、コメントなどが含まれ、信頼性や認知度の向上、ユーザーエンゲージメントの増加に寄与します。

    ・飲食店を探すとき:SNSのハッシュタグでの投稿や、食べ物を紹介するアカウントを見て候補を決める

    ・美容院を探すとき:エリアや特徴で検索し、美容師によるSNS投稿や、レビューサイトを利用する

    ・旅行先を探すとき:検索エンジンで地域や料理名を検索し、評価や口コミをみて決める

    このように、日々の生活で何気なく使っている情報がUGCであり、私たちの情報源にもなっています。

    ユーザー生成コンテンツの種類

    UGCの種類は多岐にわたり、ユーザーが自発的に製品やブランドに関わるコンテンツを作成する様々な方法が存在します。

    レビューや評価

    ユーザーが製品やサービスについての評価やレビューを投稿します。これにはテキスト形式のコメントや評価のスケールなどがあります。

    ソーシャルメディアでの投稿

    ユーザー自身のSNSアカウントで製品やブランドに関する投稿を行います。これには写真や動画、投稿、シェア、ストーリーズなど手段は多様です。
    主にInstagramやTwitter、YouTubeなどのSNSで、ユーザー自身が製品の写真や動画を投稿します。また、商品の使い方や効果のデモンストレーション、自身の体験やエピソードの共有は信頼性を高めます。

    ブログやコンテンツの作成

    ユーザーが自身のブログやウェブサイトで製品やサービスに関する記事やレビュー、体験談を投稿します。
    消費者の視点や経験を反映させることができるため、ブランドとの関係を強化する効果があります。
    また、読者やフォロワーとの相互作用を通じて、より深いエンゲージメントを生み出すことも可能です。

    コンテストやキャンペーンへの参加

    ブランド、企業側が開催するコンテストやキャンペーンにユーザーが参加するものです。ここで、ユーザーは自身のクリエイティビティを発揮し、ブランドとの関係を深める機会を得ることができます。また、ブランドは優れたUGCを収集し、広告効果や消費者との絆を高めることができます。

    メリット・デメリット

    UGCには多種多様な方法が存在していますが、その中でUGCメリット・デメリットについて紹介します!

    メリット

    信頼性の向上

    UGCは企業主体の発信ではなく、ユーザー自身の経験や意見を反映しているため信頼性の高い情報源となります。他の人のレビューや評価を参考にすることで、製品やサービスの信頼性を判断しやすくなります。

    情報の多様性

    UGCは多様な情報を提供します。ユーザーは様々なバックグラウンドや視点を持っているため、異なる経験や意見を共有します。これにより、多角的な情報を得ることができ、より幅広い視野で物事を考えることができます

    拡散力と促進力

    UGCはユーザーの参加を促すことがあります。ユーザーが自身の声や意見を発信することで、コミュニティへの参加意識が高まります。ユーザーは自身の経験を共有し、他の人に役立つ情報を提供することで、コミュニティの一員として活動できます。

    デメリット

    情報の信頼性に対する懸念

    UGCには個人の主観的な意見や感情が含まれるため、情報の信頼性に疑問が生じる場合があります。中には偽のレビューやバイアスのある情報も存在する可能性があります。そのため、情報の正確性や客観性を確認する必要があります。

    情報リテラシー

    UGCはユーザーが作成するため、情報の正確性にばらつきが生じることがあります。一部のUGCは情報量が不足していたり、内容が不適切だったりすることもあります。これにより、正確な情報を見つけるのに時間や労力がかかる場合があります。

    過剰な情報量

    UGCは膨大な量の情報が存在するため、必要な情報を見つけるのに困難を伴うことがあります。情報の選別やフィルタリングが必要となります。また、情報の過剰により、意思決定が困難になる場合もあります。

    重要性と成果

    なぜ、マーケティングにおいてUGC重要視されはじめたのでしょうか。UGCの重要性と効果について説明します!
    まず、重要視される2つの要因について述べます。

    重要視される要因

    UGCが重要視される要因を、以下で2つ挙げます。

    ソーシャルメディアの普及

    以前はレビューサイトでの投稿がUGCでしたが、InstagramやTwitterなどのSNS上にもUGCが生まれるようになりました。
    このSNSの普及により、マーケティングによるUGCは重要性を増していると言えます。
    また、SNSの普及は消費者の情報収集に変化を起しました。簡単に情報を得られるようになった消費者は、商品やサービスについてより多くの情報を収集しようとします。UGCは他のユーザーの実際の経験や意見を提供するため、消費者はより客観的な情報を得ることを可能にします。

    消費者の意見や声の重要性を再認識

    現代のマーケットでは、消費者が主導権を握る状況にあります。そこでブランドや企業側は、消費者の声や意見を重視する必要性を再認識し始めました。

    また、企業は競争力を維持し成長するために、顧客中心のアプローチを採用する必要があります。
    UGCは消費者の意見や声を直接反映しているため、ブランドが消費者志向のアプローチを取る上で重要な情報源となるため、重要視されています。

    効果

    また、UGCの効果はどのようにして現れるのでしょうか。

    ブランドの信頼性と説得力の向上

    UGCは消費者自身の声や意見を反映しているため、より信頼性と説得力があります。
    消費者は他の消費者の実際の体験や評価に基づいて意思決定を行う傾向があります。UGCを活用することで、ブランドの信頼性が高まり、消費者の購買意欲を刺激することができます。

    ブランドの認知度と露出の増加

    UGCはソーシャルメディアなどのプラットフォームを通じて広く共有される傾向があります。
    消費者がブランドに関するポジティブなコンテンツを作成し共有することで、ブランドの認知度や露出が増加します。UGCが拡散されることで、新たな顧客層にアプローチする機会が広がります

    マーケティング効果の向上

    UGCは消費者からの貴重なフィードバックや市場情報を提供します。
    企業はこれらの情報を活用し、製品やサービスの改善やマーケティング戦略の最適化に役立てることができます。UGCに基づいたマーケティング活動は、ターゲット市場に対する的確なメッセージングや効果的な広告展開につながります。

    まとめ

    本ブログでは、注目ワードとなる『UGC』について解説をしました。

    UGCの特徴を理解し上手に活用していくことで、費用対効果に優れたマーケティングの実現とアプローチ機会の拡大を可能にします。

    そして、UGCは消費者とブランドの関係を強化し、マーケティング活動において重要な役割を果たしています。今後も技術の進化や消費者行動の変化に合わせて、UGCはさらに発展していくことが予想されます。

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