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CPC(クリック単価)とは?計算方法・決まり方・CPAとの違いをわかりやすく解説

CPC(クリック単価)とは?計算方法・決まり方・CPAとの違いをわかりやすく解説

公開:2024.03.11 21:31 | 更新: 2026.10.08 12:00

CPC(シーピーシー)とは「Cost Per Click」の略で、Web広告が1回クリックされるごとにかかった費用のことです。日本語では「クリック単価」と呼ばれます。計算式は次のとおりです。

CPC = 広告費 ÷ クリック数

この記事では、CPCの計算例、CPCがどう決まるのか、CPAなどほかの指標との違い、CPCを下げる方法と注意点を解説します。

CPCとは

CPCという言葉は、主に2つの意味で使われます。

  1. 課金の方式:広告がクリックされたときだけ費用が発生する「クリック課金」のこと。Google広告やYahoo!広告の検索広告(リスティング広告)は、この方式が基本です
  2. 指標:一定期間にかかった広告費を、得られたクリック数で割った「1クリックあたりの平均費用」のこと。広告の管理画面では「平均クリック単価」「平均CPC」と表示されます

日々の運用で「CPCが上がった・下がった」と言うときは、多くの場合2つ目の平均CPCを指しています。

CPCの計算方法

広告費100,000円で、クリックが200回あった場合、CPCは次のようになります。

100,000円 ÷ 200回 = 500円

つまり、1回のクリックを得るのに平均500円かかったということです。複数の広告を比べると、次のようになります。

広告

広告費

クリック数

CPC

A

100,000円

200回

500円

B

100,000円

400回

250円

C

60,000円

80回

750円

CPCを見ると、同じ予算でどれだけ多くの人をサイトに呼べているかが分かります。

CPCはどうやって決まるのか

上限クリック単価と実際のクリック単価

検索広告では、広告主が「1クリックに最大いくらまで払えるか」(上限クリック単価)を設定し、広告オークションで掲載の可否や順位が決まります。

Google広告のヘルプによると、実際に請求されるクリック単価は、すぐ下の順位の広告の広告ランクを上回るために必要な最低限の金額が基準になり、ほとんどの場合は上限クリック単価を下回ります。

広告の品質もCPCに影響する

広告ランクは入札額だけでなく、広告の品質(検索した人の意図と広告の関連性、推定クリック率、リンク先ページの利便性など)も考慮して決まります。そのため、品質の高い広告は、同じ順位でもより低いCPCで掲載されやすくなります。

CPCが高くなりやすい条件

  • 競合が多いキーワード(例:金融、不動産、人材、法律など単価の高い商材)
  • 検索結果の上部に表示される広告
  • 購入や申し込みの意欲が高い人が検索するキーワード

CPCとほかの指標の違い

指標

意味

計算式

CPC

1クリックあたりの費用

広告費 ÷ クリック数

CPM

広告の表示1,000回あたりの費用

広告費 ÷ 表示回数 × 1,000

CTR

表示された広告がクリックされた割合

クリック数 ÷ 表示回数

CVR

クリックした人がコンバージョンした割合

コンバージョン数 ÷ クリック数

CPA

1件のコンバージョンを得るための費用

広告費 ÷ コンバージョン数

CPCとCPAの関係

CPCとCPAには、次の関係があります。

CPA = CPC ÷ CVR

この式から分かるのは、CPCが安くても、CVRが低ければCPAは高くなるということです。

広告

CPC

CVR

CPA

広告X

500円

2%

25,000円

広告Y

800円

4%

20,000円

広告YのほうがCPCは高いものの、申し込みにつながる人を集められているため、1件あたりの獲得費用(CPA)は安くなっています。CPCだけを見て「広告Xのほうが効率がよい」と判断すると、成果を取り逃がしてしまいます。

CPCの相場と調べ方

CPCの相場は、業種やキーワードによって数十円から数千円まで大きく異なり、「この金額なら適正」という共通の目安はありません。

これから出稿するキーワードのCPCを知りたい場合は、Google広告の「キーワードプランナー」が便利です。キーワードごとに「ページ上部に掲載された広告の入札単価(低額帯・高額帯)」が表示されるので、おおよその予算感をつかめます。

CPCを下げる方法

1. 広告とキーワードの関連性を高める

検索キーワードと広告文、リンク先ページの内容をそろえると、広告の品質が上がり、CPCが下がりやすくなります。キーワードをテーマごとに細かく分け、それぞれに合った広告文を用意しましょう。

2. 成果につながらない検索語句を除外する

管理画面の「検索語句」レポートで、実際にどんな言葉で広告が表示されたかを確認し、関係のない語句は除外キーワードに登録します。無駄なクリックが減り、広告費の使い方がよくなります。

3. 競合の少ないキーワードを狙う

「地域名+サービス名」や「サービス名+料金」のように、具体的で検索の意図がはっきりしたキーワードは、競合が少なくCPCを抑えやすい傾向があります。

4. 配信の時間帯・地域・デバイスを見直す

成果の出ている時間帯や地域に予算を寄せ、成果の出ていない条件の配信を減らします。

5. 自動入札を活用する

Google広告などには、目標のCPAやROASに合わせて入札額を自動で調整する機能があります。コンバージョンが一定数たまったら、手動の入札から切り替えを検討しましょう。

CPCを下げすぎないことも大切

CPCを下げること自体は目的ではありません。入札額を下げすぎると、表示される回数が減って、売上や問い合わせにつながるクリックまで失うことがあります。最終的に見るべきは、CPAやROAS(広告費に対する売上)です。CPCは「CPAやROASを改善するための手がかり」として使いましょう。

よくある質問

CPCとPPCの違いは?

PPC(Pay Per Click)は「クリックされたときに費用が発生する広告」という広告の種類を指す言葉で、CPCはその1クリックあたりの費用を指します。

代理店のレポートのCPCが、管理画面と合わないのはなぜですか?

代理店によっては、手数料を含めた金額(グロス)でCPCを出していることがあります。たとえば広告費の20%を手数料として上乗せしている(外掛けの)場合、管理画面のCPCが500円なら、手数料込みのCPCは600円になります。比べるときは、どちらの金額かをそろえましょう。

まとめ

CPCは「広告費 ÷ クリック数」で求める、1クリックあたりの費用です。検索広告ではオークションと広告の品質によって決まり、関連性の高い広告とキーワードを用意することで下げられます。ただし、CPCが安いことよりも、CPAやROASがよいことのほうが重要です。CPCはCVRと組み合わせて見ることで、広告の改善点がはっきりします。


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