
SNS運用の転職|運用代行の経験はどう評価される?求人の傾向と広げたい経験
公開:2026.10.09 07:51
事業会社のSNS担当、SNS運用代行の会社、副業などでSNS運用を経験してきて、その経験を活かして転職したい人に向けた記事です。
先に結論を言うと、キャリアアドバイザーの見立てでは、投稿を代行するだけの経験はあまり評価されません。支援会社では、クライアントとの折衝や、施策の立案から実行・改善までの一連の流れに加えて、SNS広告やインフルエンサーマーケティングまで手がけた人が重宝されます。事業会社では「SNSも含めたマーケティング」という考え方が強く、運用代行の経験だけでは評価されにくいそうです。マーケターのための転職エージェント「Be Marketer Career」のキャリアアドバイザーの話をもとに、詳しく見ていきます。
マーケターの転職全体の考え方は「マーケターの転職で後悔しないために」で紹介しています。
SNS運用の求人は、どんな企業・ポジションが多い?
キャリアアドバイザーによると、SNS運用の求人は、事業会社と支援会社で中身が大きく違います。
事業会社では、SNSだけを担当する募集はそこまで多くありません。どちらかというと、ブランディングや広報の仕事として、認知を広げる活動全体の中でSNSも担当するポジションです。
SNS運用代行やSNSマーケティングの支援会社では、次の領域を幅広くこなせる人が求められます。
- インフルエンサーマーケティング
- SNSのオーガニック運用(広告を使わない投稿の運用)
- SNS広告
運用代行の経験は、転職でどう評価される?
キャリアアドバイザーによると、代行するだけという仕事だと、あまり評価はされません。
支援会社であれば、クライアントとの折衝や、施策の立案から実行、改善までの一連の流れに加えて、SNS広告やインフルエンサーマーケティングまでやっている人のほうが重宝されます。
事業会社では、SNSだけというよりも「SNSも含めたマーケティング」という考え方が強いため、「運用代行をやっていました」という経験だけでは評価されにくいそうです。
企画・制作が中心だった人は、どう伝えればいい?
編集部の考えでは、「代行するだけ」と「立案から改善まで」の違いは、自分で考えて決め、結果を見て直してきたかどうかです。企画・制作が中心だった人も、自分で企画を考え、反応を見て変えてきたなら、それは伝えられる経験です。ただし支援会社では、折衝や、SNS広告・インフルエンサーマーケティングの経験もあわせて見られます。
職務経歴書や面接では、次のように整理してみてください(編集部の例です)。
- 運用していた媒体(Instagram、X、TikTok など)と、アカウントの目的(認知、来店、問い合わせなど)
- その目的のために、どんな企画を、なぜ選んだか
- 投稿の反応を見て、何をどう変えたか。結果はどうだったか
- クライアントや社内の誰に、どう報告・提案していたか
SNS運用の転職で見られる数字と、面接での伝え方
フォロワー数、エンゲージメント、売上への貢献など、SNSの成果を表す数字はいろいろあります。キャリアアドバイザーによると、どれを見るかは企業によって異なります。
- 支援会社:クライアントが何を求めているかで、見る数字が決まる
- 事業会社:広報的な使い方をしている場合は、はっきりした数字を見ないケースもある
見る数字が企業によって違うからこそ、面接では数字だけを並べず、「そのアカウントの目的は何で、そのためにどの数字を追い、どう動いたか」をセットで伝えるのがおすすめです。応募先がSNSに何を期待しているか(認知なのか、販売なのか)を求人票や面接で確かめておくと、どの数字の話をすればいいかも決めやすくなります。
SNS運用から年収を上げるために広げたい経験
キャリアアドバイザーの見立てでは、SNSの運用だけで年収を上げていくのは難しいのが実際のところです。オーガニックの投稿だけでなく、SNS広告、インフルエンサーマーケティング、認知のためのオフラインのイベントやPRの仕事も含めて、SNSを「幅広い領域の中のSNS」として考えて実績を積んだほうが、年収は上がりやすくなるそうです。
広告の経験がまだない人は、今の仕事の中で次のような小さな一歩から始められます(編集部の例です)。
- 担当しているアカウントで、反応の良かった投稿を広告として配信してみることをクライアントや上司に提案する(予算や権限が必要なので、まずは提案から)
- インフルエンサーとの企画や、イベント・PRと連動した投稿があれば、その準備や結果の振り返りに関わる
まとめ
- 事業会社ではSNS単体の募集は多くなく、ブランディング・広報の一部として担当するポジションが中心
- 支援会社では、オーガニック運用・SNS広告・インフルエンサーマーケティングを幅広くこなせる人が求められる
- 代行するだけの経験はあまり評価されない。支援会社では、折衝や、立案から改善までの流れに加えて、SNS広告やインフルエンサーマーケティングまでの経験が重宝される
- 見られる数字は企業によって違う。目的と追っていた数字をセットで伝える
- 年収を上げやすくするには、SNSを広い領域の中の1つとして経験を広げる
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※この記事は、Be Marketer Career のキャリアアドバイザーへの取材をもとに編集部が作成しました。運営:リフリード株式会社(厚生労働大臣許可 有料職業紹介事業 許可番号 13-ユ-320110)